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20世紀の美術を代表するひとり
棟方志功は1903年9月5日生まれで1975年9月13日に没した日本人の版画家です。
青森県出身で、少年時代にゴッホの絵画と出会い感銘を受けて芸術家を目指し、後に川上澄生の版画「初夏の風」を見たところ感激して、版画家になることを決意しました。
1942年以降、棟方は版画を「板画」と称して、木版の特徴を生かした作品を一貫して作り続けてきました。
20世紀を代表する著名画家のひとりで、今でも作品の評価は高く、骨董品界隈で人気があります。
そして、版画というのは他の美術品に比べて保存が難しい部分があり、いくらでも刷れるという印象がありますが、骨董品として取り扱われる品はそれほど多くなく、買取額はかなり高額になります。
中でも人気があるのが色彩豊かな版画で、これらはかなり高額の買取り価格が付けられることが多いです
。力強さと繊細が混ざり合った版画は独創的で人気が高く、現存する数も限られてることから需要が高く、高額で取引されています。
骨董品としての買取価格が高い理由
棟方志功の原点はゴッホにあり、そのゴッホは北斎や広重といった日本の版画家に魅せられていました。
そこから棟方自身もインスピレーションを受けて、もともとは絵画を専攻していましたが、版画の道に向かうようになります。
そして33歳になった時には、はじめて自作の作品が売れて、そこから少しずつ評価されるようになります。
39歳の時に論集『板散華』の中で、今後は「版画」という文字を使わず「板画」とすると宣言しました。
版を重ねて作品とするのではなく、板の命を彫り出すことを目的とした芸術を板画とし、そのため骨董品としての位置づけも確かなものになりました。
49歳の時に、ルガノ国際版画展で優秀賞を受賞、52歳でサンパウロ・ビエンナーレで版画部門最高賞を受賞、53歳の時にベネチア・ビエンナーレで国際版画大賞を受賞し、一躍世界のムナカタになりました。
作品の素晴らしさから人気は今でも高く、美術界において棟方の作品は高額の買取り価格が付けられているのです。
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