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小林古径とは?

小林古径とは、大正から昭和初期にかけて活躍した日本画家です。
生まれは明治16年の新潟県ですが、早くに家族を亡くしたために、16歳の時には上京しています。
梶田半古に師事して日本画を学び、「古径」という名前もその時にもらいました。
大正3年の第1回再興日本美術院展に、「異端」を出品して同人に推挙され、前田青邨、安田靫彦と共に、「日本美術院の三羽ガラス」と呼ばれ、日本美術院の中心的存在となったのです。
その後、小林古径は39歳の時に前田青邨、佐藤朝山と共にフランス、イタリア、スペイン、オランダ、ギリシャ、イギリス、エジプトといったヨーロッパ留学にも行っています。
その際、エジプト美術やイタリアのルネサンス美術に影響を受けたようです。
また、大英博物館で東晋時代の画家である顧愷之(こがいし)の名画「女史箴図巻」の「化粧部屋での二婦人の仕度図」を50日間かけて模写し、全ての模写を終えた帰路で古径は、「勉強になったな」と前田青邨に話したといいます。
この模写をしたことにより、「蚕の吐く糸のような」と評された中国・六朝時代の線描の技術を学び、その後の彼の作品に生かされることになったのです。
そして小林古径は帰国後、ヨーロッパの西洋画や中国古典様式を日本画に取り入れ、洗練された作品をいくつも残しています。
小林古径は、東京美術学校の教授や帝室技芸員なども勤めており、1950年には文化勲章を受章しています。

小林古径の作品について

小林古径の作品でまず一番に名前が挙がるのは「髪」でしょう。
「髪」は髪の毛一本一本を繊細に描いた、小林古径の線描の技術を余すところなく取り入れた代表作です。
この「髪」は、日本で初めて裸体画が切手のデザインに採用されたことでも有名になりました。
この他にも、西洋画を意識して描いた油彩画「静物」、全部で8枚の絵画からなる「清姫」、美しく迫力もある「孔雀」、古径が生涯にわたって描いたモチーフ「椿」「桔梗」「菖蒲」「菊」といった花シリーズなど、名作を数多く残しています。

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