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木彫仏の魅力を知っておこう!

木彫仏というのは名の通り、木に彫刻を施して作った仏像のことです。
仏像というと、石や金属などで製造されていますが、木で作られた仏像でもある木彫仏には、石や金属製のもの以上にぬくもりがあるとされています。
木彫仏と言っても作り方は様々で、彫刻を施して完成!となるものもあれば、そのうえに漆を塗ったり金箔を貼るケースもあり、それによっても美術的な価値は変わってくるでしょう。
木彫仏は美術的な面でもすごく注目を浴びているもので、熱心な仏教信者の中には自宅に置くために購入している人もいます。
ちなみに木彫仏の作り方ですが、1つの木材を彫刻して作り上げるものもあれば、複数個の木材を組み合わせて完成させるタイプもあります。
前者を一木造りといい、後者を寄木造りといい、昔は一木造りによる手法が用いられていましたが、平安時代の末期頃には寄木造りの手法も登場していました。
寄木造りの方が大量に仏像を作れるのですが、やはり信仰心溢れる人は一木造りを好んでいるのかもしれません。
一木造りの中でよく知られているものは、 救世観音立像、薬師如来坐像、地蔵菩薩立像、百済観音立像でしょう。
そして寄木造りは、弥勒菩薩坐像、 行賀坐像、金剛力士像、天燈鬼像、阿弥陀如来坐像になります。
そしてプロの仏師だけではなくて、一般人の中にも仏像作りに夢中になっている人がいますが、多くの場合木材を原料に選んで作品作りをしているようです。
中には自分で作り上げた木彫仏の作品を様々な形で売りに出している人もいるので、美術的に素晴らしいものにはかなりの金額が付いていることでしょう。

木彫仏の仏師と言ったらやっぱり円空が有名!?

仏師として有名な円空は、江戸時代に日本で生まれた人ですが、ある意味伝説の木彫仏職人とも言えます。
その最たる理由は、独自の方法による仏像作りを行ったからで、その作品を円空仏と呼びます。
円空が生きているうちに製作した仏像の数は数千体にものぼると言われており、どれも美術的な価値を秘めているのでしょう。
あくまで一部の作品ではありますが、仏像聖観音像、菩薩形坐像、役行者倚像、十一面観音立像、地蔵菩薩立像などを作り上げています。
全国各地の寺院などに保管されていることもあって、比較的気軽に見ることができるかもしれません。
円空は不世出の仏師の作品ということもあり、美術的な凄みも感じられるはずでしょう。

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