信長と茶の湯政道 その弐
2014/3/20 19:52
柴田勝家が秘蔵した青井戸茶碗は、今日なお、柴田井戸と呼ばれて、名物井戸の一つに数えられている。 明智光秀もまた、津田宗及に師事し、八重桜の葉茶壷、青木肩衝、牧渓の椿の図、霜夜天目、堆黒の台、砂張水翻、芋頭水指、井戸茶碗な... 続きはこちら
信長と茶の湯政道 その壱
2014/3/20 19:50
天下の政権を掌握した織田信長も、茶の湯隆昌の時代的風潮に便乗し、武略一辺倒の反面に、数奇者たらんことを心がけ、東山(御物)伝来の名物茶道具の蒐集につとめた。そうして、京都と堺の町で、いわゆる名物狩を行ったことが、『信長公... 続きはこちら
楢柴肩衝(ならしばかたつき)
2014/3/7 20:21
楢柴肩衝は、初花・新田肩衝と並んで天下三肩衝と呼ばれた茶器(肩衝とは、肩の部分が角ばっている茶入のこと)。 釉調が濃いアメ色で、これを「恋」にかけて『万葉集』の「御狩する雁羽の小野の楢柴の慣れは増さらず恋こそ増され」の歌... 続きはこちら
千鳥の香炉
2014/3/7 20:18
中国龍泉窯産の砧青磁の香炉で、胴に三段の横筋が廻り、三つの足が浮き上がっている。この足が浮き上がった姿の香炉を、千鳥が片足をあげるしぐさに例えて「千鳥形」と呼んでおり、本品はこの手の本歌(ほんか)と目されている。石川五右... 続きはこちら