北野大茶会(きたのだいさのえ)
2014/2/28 17:53
天正十五年十月一日、九州遠征も終わり、上方に凱旋した秀吉は、京都の北野天満宮の境内で、古今未曾有の大茶会を開催した。北野天満宮は、文学の神様である菅原道真を祭ってあるので、中世期を通じて、神前に納するための奉納連歌会が、... 続きはこちら
茶の湯の一徳
2014/2/28 17:47
ある日の事、豊臣秀吉が、黒田考高(如水)を茶事に招いた。考高は、まだ茶の湯を習っていなかったので、非常に困ったが、主命は辞退しがたく、しぶしぶ、祇候して茶室に入ったところが、他に相客もなく、また、秀吉もさらに茶を点てる様... 続きはこちら
関東管領よりも珠光小茄子
2014/2/28 17:42
滝川左近将監一益は、織田信長の重臣で、茶の湯を好み、数奇者をもって自任していた。 彼は天正十年(1582年)三月に甲斐の武田勝頼討伐の先陣をつとめた功労によって、関東管領に補せられ、上野の国、厩橋(今の前橋)の城主となっ... 続きはこちら
微塵に打ち砕いた平蜘蛛の茶釜
2014/2/28 17:37
大和の国(奈良県辺り)信貴山城主松永弾正久秀の秘蔵する茶釜に、平蜘蛛という名物があった。 織田信長は、久秀を降参させて以来、この茶釜を、いつかは手に入れようと、その機会を狙っていた。その折、久秀が、再び信長に背いて兵をあ... 続きはこちら