骨董品の買取行ったら『 箪笥の中から現金の束が!? 』
2022/6/6 16:17
当店は、高価買取専門店アワードにて、3年連続グランプリ受賞の東京日本橋1丁目に店舗を構えます、古美術天宝堂です。
骨董品の買取においてお邪魔させて頂くお宅の多くは、
「もう誰も住んでいないから、取り壊して家を売りに出すので、不用品の中からお値段が付く品物を持っていって下さい」
という件です。
予めリビングなどに美術品などのお品物を集めておいて下さる所もございますが、各部屋を廻らせて頂き、家探しさせて頂く事が殆どです。
意外と盲点なのが、食器棚です。普段使いにしているので、高価な物はないであろうと思うのでしょうが、あるお宅には、人間国宝の荒川豊蔵の鉢が出てきたこともありました。
そうでなくとも、江戸時代の古伊万里が出てきたり、最近では評価の高い、香蘭社や深川と言った焼き物もよく出てきます。
新潟県の骨董品の買取で、家探しをしている時に、衣装箪笥の鍵の掛かった引き出しがありました。
他の引き出しから鍵を見付けたので、開けて、着物の山の中に手を突っ込んだ瞬間、分厚い紙袋を掴みました。
掴んだ瞬間、(あっ!これ、現金だ!)と見ずとも瞬時に理解しました。
見ると流石に心が揺さぶられそうだったので、見ずに、後に控えてたお客様に、「こんなものが出てきました」と目を瞑って差し出しました。
ガサゴソと包を開けると「ひゃ〜!!」まぁそうなりますよね。900万円の現金が出てきました。
お客様が「発見者には一割のお礼をしないと!」とご厚意でおっしゃって下さったのですが、「竹藪から出てきたわけでもないので…」とご辞退申し上げました。
結局、骨董品の買取をさせて頂き、そのお宅を後にしました。
骨董品の買取をしていると、そんなドラマがあって面白いです。
骨董品の買取ご依頼は、誠実をモットーに掲げる、古美術天宝堂をご用命下さい。