織田信長は本能寺の変前日にお茶道具のお披露目を行っていた②

2014/3/20 19:54

『仙茶集』という古い茶書に、『御茶湯道具目録』と題する覚書を収めているが、日付は「午の六月一日」、宛名は「宗叱まいる」、差出名は「長庵判」とある。そうして、次の三十八種の名物道具の名を列記している。

作物茄子・珠光小茄子・円座肩衝・勢高肩衝・万歳大海・紹鴎白天目・犬山灰被天目・松本茶碗・宗無茶碗・珠光茶碗・高麗茶碗・数の台二つ・堆朱龍の台・趙昌の菓子の図・古木の図・小玉澗の図・牧渓のくわいの図・牧渓のぬれ鳥の図・千鳥の香炉・二銘の茶杓・珠徳の浅茅茶杓・相良高麗火筋・同鉄火筋・開山五徳の蓋置・火屋香炉・宗及炭斗・貨狄の花入・蕪なしの花入・玉泉所持の筒瓶青磁の花入・切桶水指・同かえり花の水指・締切水指・柑子口柄杓立・天下一合子水翻・藍香合・立布袋香合・宮王釜・田口釜。

この覚書は、信長の右筆楠長諳が、信長の命令によって、天正十年(1582)の六月一日、つまり本能寺の変のおこった前日、島井宗叱に披露する信長の秘蔵の名物道具三十八種の目録を書き上げて、覚えのために、宗叱にあたえたものである。

また、長諳の追記として、このほかにも、沢山ある。また、三日月の葉茶壷・松島の葉茶壷・玉澗の岸の図・万里江山の図・虚堂の墨蹟などは、大道具であって、持ち運びが不自由なので、安土城に残してきたから、また、次の機会に、あらためて拝見させる。と、ことわっている。だから、この目録に書いた三十八種は、このとき、安土から京都に運搬してきたのものだったことがわかる。

 

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