茶聖 千利休が愛した『お茶道具 高価買取』致します
2014/2/28 17:57
ある時、蒲生氏郷と細川幽斎(三斎の父)の両人が、利休の所に茶に招かれた。茶事がすんで、正客の氏郷が、千鳥の香炉の拝見を所望すると、亭主の利休は、いかにも興ざめた様子で香炉を取り出し、灰をあけ、ころばして見せた。そこで、次客の幽斎が、
『清見潟の歌の心ですか』
というと、利休は気分を直し、
『いかにも、左様です』
とこたえた。氏郷はなんのことやらさっぱり、わけが分からない。
しかしこれには訳があった。「順徳院百首」のうちに、
-清見がた雲も迷わぬ浪のうへに月の隈なるむら千鳥かな-
という一首がある。その時は満月の夜会であった。窓からさしこむ涼々たる月影をめでて、折角茶事を面白く仕舞ったのに、千鳥が出てきたのでは、月がかくれる。無用の所望だと、いうのである。
[茶話指月集]
何事も興の過ぎたのはよくない。ことたらぬところに風流がある、という道理が、古書にも見える。
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