怨念を受けても買取したい喜左衛門井戸茶碗③

2014/4/9 11:54

手放したといっても売りに出したわけではなく、静楽院(夫人)の意向で大徳寺塔頭の孤篷庵へ寄進した。その間の経緯を、『松平不昧伝』は次のように述べている。

『文政五年(1822)正月、執政 柳多郎兵衛、江戸より帰国の際、名物本多井戸茶碗を大円庵什物として寄付す。

蓋し此茶碗を所持する者腫れ物の祟りありと称するに由り、静楽大夫人の意に因りて寄附せられしなり。

之と同時に、静楽院及潭夫人酒井氏より銀三十枚を添えて寄附す。

また斉恒は

手書きを以って此茶碗を門外不出となし、且つ何人たりとも松平家の許しを得ざれば、之を観ることを禁じたり』

とある。

門外不出、拝観にも松平家の許可を必要とする、との厳しい条件に、いかに関係者たちが喜左衛門井戸にこめられている怨念の祟りを恐れていたか分かる。

確かに、廃絶、零落、そして腫れ物と、この井戸茶碗を手に入れた人々には、次々と不祥事が生じている。

江戸時代の人々も、いつの頃かに加藤清正の死に喜左衛門井戸を結びつけるようになっていったのである。

 

一部の方には気になられる古美術品の霊障。小さな頃から古美術の世界におりますが、40数年そのような事はおこってはおりません。

信じていないわけではありませんが、怨念があったとしても買取したくなる井戸茶碗です。

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