大津絵展 in フランス・パリ日本文化会館 Ōtsu-e

2020/11/4 10:41

昨年、2019年にフランスで大津絵展が開催されました。

監修は、フランス人のクリストフ・マルケ氏(元・日仏会館館長、現・フランス極東学院学長)。

マルケ氏より、フランスでも大津絵展をしたいという旨を数年前から聞いた時には、「是非見に行きたいので、協力は惜しみません」と固い握手を交わした事は懐かしい思い出です。

マルケ氏の大津絵への情熱によって、日本を飛び出し、フランスという地で大津絵展が開催された事は、大変感動致します。

2018年には、「増田さんの不動明王と4枚折りの屏風(荷持奴、瓢箪鯰、鐘持弁慶、金太郎)は是非とも貸し出して頂きたい」とマルケ氏と大津市歴史博物館の横谷氏より要望頂き、快諾しました。

マルケ氏が日本に来日されると、東西の大津絵コレクターの元にご案内し、二人で珍しい大津絵を拝見したのは、ついこの間のように思い出されます。

先日も、中谷季一(1906~1998)という大津絵の復元をした人物を知り、マルケ氏にご報告したら、是非調査したいと嬉しいお返事が頂けたので、大津市歴史博物館の横谷氏とマルケ氏と私の三名で京都にある美術館に学術調査に向かい、貴重な時間を過ごす事が出来ました。

マルケ氏は日本各地の美術館、博物館に大津絵がないか調査し、あれば遠方であろうと足を運び、日本だけでなく、世界に散らばった大津絵を調査しており、お目にかかる度に、「増田さん大英博物館にこんな大津絵がありましたよ!先日はあそこの博物館に行ったら、珍しい大津絵が…」というように、目を輝かせてお話して頂けます。

大津絵に対する愛情は誰にも負けないと思っていましたが、マルケ氏には脱帽です。

フランス、パリで開かれた大津絵は、こうしてクリストフ・マルケ氏の努力と愛情によって開催される事になったのです。

大津絵展は、2019年4月24日~6月15日の間で、1万人の来場者が来たという事でした。

全く未知の大津絵に対して、フランス人がここまで反応してくれたかと嬉しくなりました。

現在は東京駅にある美術館、東京ステーションギャラリーにて、大津絵展が開催されております。

この展示にも古美術天宝堂は、大津絵を貸し出したりなど、微力ながら協力致しました。

大好きな大津絵がこの様に、あちこちの美術館、博物館で展覧会が催され、人々の関心が高まってくれる事は、大変嬉しい事です。

古美術天宝堂では、大津絵の販売、大津絵の買取りを特に力を入れております。

画像はフランス、パリ日本文化会館で開催された大津絵展の様子。私自身も貸し出した大津絵屏風を観る為に渡仏しました。

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