伊達政宗がもてなす茶事の心行きに、お茶道具買取の心行きをみる
2014/2/28 18:35
伊達政宗は、江戸にいるときは、いうまでもないが、国もとの仙台で下の人々にお茶をくだされるときにも、前日から掃除、道具万端の用意を家臣に仰せつけられ、夜の内から寝所を出て、装束を、料理をと、命じられた。
(以下、料理に関する文献、命期集から)
そうして、あるときの仰せには、
『かりそめにも、人に振舞うとならば、料理第一のことである。なんであっても、主人が勝手に入りもせず、粗末な料理など出して、さしあたり、虫気(腹痛)でもあったならば、その心配は大変なものである。
そんなことならば、客を呼ばぬにも劣る。昔は、たれびとを招くにも、その人の好む物を聞き、嫌いな物をよけて、料理をしたから、気楽だった。
ところが、近頃は、そのような考えがなくなってしまったので、なんとも不安である。
人は、身分の高下によらず、客を馳走するために、いろいろな物を沢山添え、目の前の料理か、又は、亭主みずから料理して、盛り物ならば、そのまま、座敷へ持ち出す。
これは一種の取成しといってよい。珍しい物をいろいろ出すよりも、はるかにましである。
第一、すずやかに、物事をきれいにするのが、何よりもご馳走である。
さまざまの物を百種も千種も取り揃え、三度も振舞うよりも、なんとも目にたたぬ物を、一種か二種ずつで、季節に合っているのがよい』
と、物語ったということである。 [命期集]
伊達政宗は、茶の湯を古田織部に学んだといわれる。政宗が織部に茶事を依頼した手紙もあるし、織部が政宗にだした返事もある。
「命期集」というのは、晩年の政宗に関する逸話を集めた書物であるが、茶道に関することは比較的少ない。
これは、振る舞い料理に関する逸話として、珍しい。やはり、心のこもった、軽い料理をよしとしている [茶道の逸話]
なんとも伊達政宗のイメージにあったシンプル is ベストな考えでしょうか。
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