不蔵庵龍渓(ふぞうあん りゅうけい) その1
2014/4/28 14:04
不蔵庵龍渓: ふぞうあん・りゅうけい・洞雲十五世 透網活鱗大和尚 不蔵庵龍渓・茶道の大家、不蔵庵龍渓宗匠としても著名な不蔵庵龍渓、 洞雲十五世 透網活鱗大和尚 (1761 – 1842) 箱書のお品です。
不蔵庵龍渓・洞雲十五世 透網活鱗大和尚は宝暦十一年江戸に生まれ、若く して、市ヶ谷洞雲の住職となり、水谷義閑に宗偏流の茶道を習い皆伝を受 けました。不蔵庵龍渓は水谷義閑のなきあと「江戸千家」の中心人物として 高く評価されていましたが、敬慕する宗偏を追うように日本全国へ旅に出、 不蔵庵龍渓はその後、宗偏ゆかりの名刹明願寺のある岡崎へと永住して、 「茶道宗偏流」の再興へとつとめ、伝えていきます。
不蔵庵龍渓も日本全国を行脚した歴史上の著名な人物にならび、逸話も 残されており (不蔵庵龍渓が「猿庫の名水」を訪ねた話は、以前、茶人の、 茶に適した水を求めての伝説として、小学校の国語の教科書にも掲載され ていました)名水百選にも選ばれている名水「猿庫の泉」に付いての話し は有名です。