香高い珠玉のような絵を描き続けた上村松園の高価買取中
2015/4/21 13:24
上村松園は、明治時代から昭和にかけて、活躍した、女流画家です。
女性ならではの視点で捉えられた「美人」画は、気品に溢れております。男性が描く美人画が「色香」であるならば、松園の描く美人画は、美そのもの、内面的な美しささえ表現しているのではと感じます。
また、松園は次のような言葉も残しております。
『一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵』
『真・善・美の極致に達した本格的な美人画』
松園の女性に対する、美人画に対する想いが伝わってきます。
1948年(昭和23年)女性として初めて文化勲章を受賞。
子の上村松篁、孫の上村淳之と三代続く日本画家である。
上村松園 年譜
- 1875年(明治8年) – 京都の下京区四条通御幸町の葉茶屋「ちきり屋」の次女として生まれる。
- 1887年(明治20年) – 京都府画学校(現:京都市立芸術大学)に入学、四条派の鈴木松年に師事。
- 1890年(明治23年) – 第3回内国勧業博覧会に「四季美人図」を出品、一等褒状受賞(この絵を、来日中のヴィクトリア女王の三男アーサー王子が購入し話題となった)。
- 1893年(明治26年) – 幸野楳嶺に師事。火事のため高倉蛸薬師に転居。市村水香に漢学を学び始める。
- 1895年(明治28年) – 楳嶺の死去にともない、竹内栖鳳に師事。
- 1902年(明治35年) – 長男・信太郎(松篁)が誕生。
- 1944年(昭和19年)7月1日 – 帝室技芸員(人間国宝)に任命される
- 1948年(昭和23年) – 文化勲章受章(女性として初)。
- 1949年(昭和24年) – 死去。従四位に叙される。享年74。法名は、寿慶院釋尼松園。
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