『 世界有数 』の大津絵 取扱業者が 最高価格にて買取致します
2014/1/28 12:00
大津絵とは、
東海道の宿場町、大津宿(追分)で売られていた、お土産の絵です。 始まりは、江戸時代初期の頃、キリシタンの取り締まりを逃れる為に、安価な仏画を部屋に飾れば、キリシタンだと疑われなくて済むといった需要もあったようです。 当時、お伊勢参りが大流行しており、東海道の大津宿で売られていた大津絵も人気があったようです。
その人気の秘密は、お客の目の前で、気に入った画題の絵を描いてくれる実践販売だったようで、短時間で描きあがる絵に、お客さん達も思わず立ち止まってしまう程だったのでしょう。
大津絵は、仏画から始まり、江戸の前期には、浮世絵風の洒脱な人物絵に変わり、江戸の中期頃には世の中を風刺した、世俗絵に変わります。代表的なのは、鬼の念佛です。いくら鬼が念仏を唱えても、信心しなければ意味がないといった皮肉が込められていたようです。
その後、大津絵には護符の意味合いを持つ物が出てきて、鬼の念佛には、子供の夜鳴きを抑える役割も担うようになりました。
江戸の後期になると、一枚判と呼ばれる半紙に描かれた大津絵も出てきて、より簡単に描かれるようにもなり、中には童歌が書かれた物もあります。
その後、大津絵の人気も下がり、人気大津絵十種と呼ばれる代表的な物だけが残り、関泉園と呼ばれる復興大津絵と呼ばれる物も出てきましたが、明治の頭には、大津絵は廃絶してしまいました。
当時、お土産品だった大津絵はぞんざいに扱われた為、現存数も少なく、状態の良い物も少ないです。
当店では、大津絵に注目し、今までにも数々の美術館・博物館に納品し、美術館・博物館に貸し出しもしており、審美眼の高さを買って頂いております。
大津絵研究家のクリストフ・マルケ氏(元、日仏会館館長、現、フランス極東学院学長)によれば、世界に散らばった大津絵は、800点程だそうです。
未だ未発見、未調査の大津絵を含めれば、1000点程しか大津絵はなく、その内の100点は当店が取り扱ってきた大津絵です。
全世界に保有されております、大津絵の10%を取り扱ってきた実績がございます。
大津絵の買取は、東京日本橋、古美術天宝堂にお任せ下さい。
画像は、フランスパリで開催された大津絵展に当店から貸し出した大津絵屏風(荷奴、瓢箪鯰、鐘持ち弁慶、金太郎)を渡仏し、鑑賞する代表 増田。
画像下二枚は、脳科学者の茂木健一郎さんに当店の大津絵を取材して頂いた時のものです。