茶壷

2014/3/5 16:13

茶壷(ちゃつぼ)は、抹茶になる前の葉茶「碾茶」を入れる壺のことです。 茶壷は、正式には「葉茶壺」(はちゃつぼ)といい、挽き上げた濃茶を入れておく壺は「抹茶壺」とか「碾茶入」といい、一般的には「茶入」と呼ばれ、茶入を「小壷」と呼ぶのに対し「大壷」ともいいます。 茶壷の中には、紙袋に入れた幾種類かの濃茶用の碾茶を収め、その周りに「詰め茶」といわれる薄茶用の碾茶を入れ、木製の蓋をし三重に和紙で包み貼りして封印をします。 茶壷は、高さは小は20cm、大は50cmに及ぶものがありますが、多くは30cm内外で、首が立ち上がり、肩に26個の耳(乳という)が付いていますが、多くは四耳です。 茶壷は、唐物、和物、島物、京焼があり、唐物は呂宋(るそん)、南洋、中国物など、和物は鎌倉時代から瀬戸・祖母懐物があり、室町時代から信楽・備前・丹波などで焼かれ、島物は唐物と和物の中間、京焼では仁清の色絵に代表されるものがあります。 茶壷は、いわゆる呂宋壺を最上とし、一般的には、銘印も文様ももたない四耳壷を「真壷」(まつぼ)といい、肩に蓮華の模様と王の字の押型があるものを「蓮華王」(れんげおう)といい、文献的には天文23年(1554)『茶具備討集』が初出で、この押型も各種あり、蓮華の印のみだと「花壺」(はなつぼ)といい、「清香」(せいこう}は色々な模様の様な印の押してあるもので、清香とか洞香とか呼び分けられていましたが「清香」の文字の印が最も多いため、しだいに、文字のいかんを問わず印のある壷をすべて「清香壷」(せいこうつぼ)と呼ぶようになったといいます。 呂宋壺の名で総称される壺は、多くは広東省を中心に中国南部で雑器として大量に焼かれたもので、酒、香料、薬草などを入れルソン島を始めとする東南アジア各地に売られたものが、彼の地でさまざまに利用されてきたものを、桃山時代末期にルソン島から大量に輸入したものですが、これ以前にも同種の壺は請来されています。 茶壷の語の初出は『師守記』興国元年・暦応3年(1340)正月三日条に葉茶を引出物とした旨の記があり、『君台観左右帳記』では床飾りに用いられていませんが、室町時代初期の『喫茶往来』には「茶壷は各栂尾・高尾の茶袋。」とあり喫茶の亭に茶壷を飾ったことが見えるように、茶会では鑑賞されましたが、茶入や天目茶碗のように書院の棚飾り用いられることはありませんでした。 茶壷は、信長・秀吉が書院の飾り道具に用いたことにより、諸大名もこれに倣い争って茶壺を求め、利休時代では茶器の中でも筆頭道具として尊重されましたが、今では口切に使用するほかは装飾に用いられています。 茶壷の装束(付属品)としては、口覆、口緒、網、長緒、乳緒があります。

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